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こっちも面白い♪

ひっぱリンダ

『アクションは新鮮、進行はあっさり』
「ひっぱる」という動作ひとつで、跳ぶ、投げる、頭突き等の多彩なアクションを表現したアイデアは、新鮮。敵への攻撃は、つかんで、ひっぱって、はじく。ジャンプですら、地面に対して同じアクションを行う。

この動作を実現するための、操作方法が特異。ゲーム中は、方向キーをはじめ、△○×□ボタンすら使用しない。アナログスティック(L3,R3)とL1,R1がメイン。L1で敵をロックオン、R1でプレイヤーから敵を「つかむ」ためのマフラーが発射される。アナログ左でプレイヤーを動かし、アナログ右でマフラーの操作。それらが独立して、しかもアナログ的に動くので、初めはなかなか意図する動作ができない。よって操作に慣れることが、最初の課題となってくる。

ゲームのメインは、ザコ部屋と呼ばれるステージで敵を倒してポイントを貯める。それはボスの部屋に入るために消費されたり、特殊攻撃時に使用される。このザコ部屋には「ステージクリア」という概念がなく、いつでも退室でき、ポイント稼ぎのみが目的となる。このゲームの独特の操作感を存分に楽しんでもらう狙いがあるのか、敵の強さが低めになっている印象を受けた。ザコ敵からはあまり攻撃を受けず、あくまでもボスとの対決に備えて、ポイントを貯めるという場であるといえる。

それ故、ゲームをプレイしていると、[ザコ部屋でポイント稼ぎ]→[ボス戦]という、非常にシンプルな作業の繰り返しになっていることに気づく。ボス戦も難易度が抑えられていて、そうは苦労しないが、アクションゲームらしく忙しい展開になる。

独特の操作感は楽しい。しかし、操作の複雑さ故、敵の難易度を下げ、操作に集中させるゲームとなっているため、アクションゲームとしての醍醐味をボス戦でしか感じられない結果となってしまっている。

アクション系ゲームに精通しているメーカー(トレジャー)だけに残念。

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