『ファンなら買いですが。』
色んな要素てんこ盛りの内容を期待していたのですが・・・
「ギャルゲーだから薄いゲーム性」って言う王道!?な感じの作りだったのが残念です。
アニメ版の声優・コミック版のキャラデザインになっていて、どちらかでも当作品に触れたことのある方なら満足できそうな雰囲気ではあります。(私も一応そうなのですが)
しかしゲームを進めて行く姿勢として高効率・好結果を望む人にとっては、「アレルギーメーター上昇値調整」プレイに終始してしまうことです。ダメならロード、上手くいけばセーブ。ってな具合に。
その仕組みも、時間の区切りごとに4つの中からシチュエーション(場所)を選択できる方式ですが、その選んだシチュエーションによって次の時間帯で選べるシチュエーションが決められてしまっていてランダム性皆無です。コマンドしらみ潰しタイプと何ら変わりはありません。
それはそれでアドベンチャーゲームの宿命だとして仕方ないにしてもミニゲーム的なサブ要素もないですし(出現させたグラフィック閲覧やBGMを聴けるのはサブ要素と言うべき物ではないです。)、ミストメーターと言ってももともと制限されているグラフィックに湯気を重ねても面白味はありません。
実際問題、個人的にはこの作品は好きなので満点評価してもいいのですが、一ゲームとして全く知らない人に勧めるとなると物足りなさを感じるのでこんな評価に落ち着きます。
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